中古マンションの売却における失敗事例と必要となる対策をご紹介
この記事では、中古マンションを売却したときに起こる主な失敗事例をご紹介しますので、中古マンションの売却を検討されている方は、ぜひお役立てください。
なかには、仲介手数料を得るために高い査定額を出し、後になって売れないことを理由に価格を下げるよう促してくる悪質な会社もあるのです。
また、忙しくてマンションの売却に時間をかけられず焦ってしまい、その結果、安く売ってしまう失敗事例も少なくありません。
不動産の売却には販売活動だけでも3か月程かかると考え、時間に余裕を持って計画的に進めることが大切です。
売却額で住宅ローンを支払いたい場合には、売却額を設定する前に残債を確認してください。
■中古マンションの売却における売出中の失敗事例と対策
不動産会社は買主と売主を仲介するのですが、買主と売主の両方をひとつの会社が仲介する場合と、それぞれ別の会社が仲介する場合があります。
ひとつの会社が買主と売主の双方から依頼を受け仲介する場合、2倍の手数料を得られるため、広く他社へ情報を開示せずに自分たちだけで売却先を探そうとする会社もあります。
その場合、なかなか買主が見つからない、相場より安い売出価格を提示されるといった可能性があるので注意が必要です。
また、不動産は3月や9月に需要が高まり、価格も上がる傾向があるため、このタイミングを外した年末などに売り出すのは得策ではありません。
そして、掃除が行き届いていない、物件の雰囲気が暗いなど、物件の印象が悪くなる状態での内覧を避けるためにも、清掃や手入れをして可能な限り最高の状態を保ちましょう。
■中古マンションの売却における売出後の失敗事例と対策
売却後には、住宅ローンの完済や税金の支払いなどをおこなわなければなりません。
住宅ローンは売却額で完済するのが一般的ですが、なかなか売れずに値下げをすると、売却額が住宅ローンの残債を下回ってしまうこともあります。
住宅ローンを完済しないと物件を売れないので、自己資金で支払えない場合には別途ローンなどで工面するか、住宅ローンを利用している金融機関に相談する必要があります。
また、売却後に譲渡所得税などの税金がかかるのを把握しておらず、翌年その支払いに苦労した方もいらっしゃるので、必ず売却の際にかかる納税額を確認しましょう。
不動産売買では契約不適合責任といって、売却後に契約時に示していなかった欠陥や不良箇所が見つかった場合、売主は買主に対して修繕などの責任を負わなければならない決まりがあります。
欠陥がわかっていれば売却時に買主に伝えるか、後から判明した欠陥については免責扱いにできるよう契約時に対応しておきましょう。
■まとめ
中古マンションの売却時に起こりがちな失敗事例を売出前・売出中・売出後に分けてご紹介しましたが、これらはあくまでも一例に過ぎません。
不動産の売買には専門的な知識が必要になるので、売却を検討中の方は、弊社にご相談ください。
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