
頭金はいくら必要?自己資金の目安と考え方【住宅購入前に知っておきたいポイント】
「マイホームが欲しいけど、頭金っていくらくらい用意すればいいの?」
「自己資金が少なくても家は買えるの?」
そんな不安や疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、不動産のプロが頭金の目安や考え方、少額でも購入できる方法をわかりやすく解説します。
■そもそも「頭金」とは?
頭金とは、住宅購入の際に住宅ローンを借りずに最初に支払うお金のこと。
住宅ローンは物件価格の全額を借りることも可能ですが、金融機関は頭金があるほうがリスクが低いと判断するため、審査や条件に好影響を与えます。
■頭金の目安は「物件価格の2〜3割」が理想?
一般的には、以下のような目安がよく言われます。
| 物件価格 | 理想的な頭金(20%〜30%) |
|---|---|
| 3,000万円 | 約600〜900万円 |
| 4,000万円 | 約800〜1,200万円 |
| 5,000万円 | 約1,000〜1,500万円 |
1.住宅ローンの借入額が少なくて済む
→ 月々の返済額が軽くなる
2.金利優遇や審査通過に有利になる
→ 頭金が多い=信用力があると判断される
3.総返済額が減る
→ 利息が少なくなり、結果的に総支払額が抑えられる
■頭金が少ない(またはゼロ)の場合は?
最近は「フルローン(頭金ゼロ)」でも住宅を購入する方も増えています。
しかし、次のような点には注意が必要です。
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・諸費用(登記・仲介手数料・火災保険など)は別途現金で必要
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・審査のハードルがやや高くなる
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・金利が若干高めになる金融機関もある
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・万一のリスクに備える資金が残らない可能性がある
住宅購入で一番大切なのは、「頭金の額」よりも家計に無理のない返済計画を立てることです。
以下のような目安を参考にしてみましょう
| 収入 | 目安とされる毎月の返済額(30年ローン) |
|---|---|
| 年収400万円 | 月々返済額:~約10万円以内 |
| 年収600万円 | 月々返済額:~約15万円以内 |
✔ 実際は1割、ゼロでも購入可能
✔ 自己資金は「頭金+諸費用+緊急予備費」を意識する
✔ 大切なのは“返せる範囲での購入計画”!