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固定資産税とは?一戸建てとマンションにおける違い・軽減措置を解説

不動産の雑学

住宅を購入する際は、その後毎年支払うことになる固定資産税についても考えなければなりません。
今回は、固定資産税とは何か、誰が払うものなのか、一戸建てとマンションにおける違いは何かを解説します。
一定の要件を満たすことで、固定資産税の額を抑えられる軽減措置にも注目しましょう。


■固定資産税とは
固定資産税とは、土地や建物などの固定資産に対してかかる税金であり、その固定資産の所有者が払うものです。
住宅は「土地」と「建物」の2つの固定資産によって構成されているため、土地と建物にそれぞれ課税されます。
固定資産税の額は、土地なら「課税標準額×1.4%」の式で、建物なら「固定資産税評価額(課税台帳登録価格)×1.4%」の式で計算できます。
税率は多くの地域で1.4%となっていますが、市町村によって異なる場合もあるため、実際に計算する際はその地域の情報を確認してください。


■一戸建てとマンションにおける固定資産税の違い
マンションの固定資産税は、土地よりも建物にかかる分が多くなります。
その理由は、物件の購入価格のうち土地の価格が3割ほど、建物の価格が7割ほどであるためです。
一戸建ての場合はこれの反対で、土地の価格が7割ほど、建物の価格が3割ほど。
土地が広い分だけ住宅用地の特例による減額の恩恵が大きく、建物の耐用年数も短いため、一戸建ての固定資産税はマンションよりも安いという違いがあります。


■一戸建てとマンションの固定資産税の軽減措置
住宅を建てるための土地は「住宅用地の特例」により、固定資産税の計算に使われる税率が1.4%よりも低くなる点に注目です。
一戸建てや集合住宅の敷地のうち、200㎡以下の部分は6分の1、200㎡超えの部分は3分の1を固定資産税評価額に乗じます。
建物の価値は新築時をピークに年々減少するため、固定資産税評価額やそれに準ずる固定資産税の額も減っていきます。
しかし、土地に関しては需要増にともなって価値が上昇することもあるため、固定資産税が増える可能性に注意しましょう。


■まとめ
土地や建物などの固定資産を所有していると、固定資産税の支払い義務が生じます。
固定資産税は、土地面積に応じて受けられる軽減措置の存在によって、マンションよりも一戸建てのほうが安く済むのが一般的です。
建物に対してかかる固定資産税は年々減っていきますが、土地の分はその価値とともに上昇していく可能性もあるため、毎年の支払い額を注視しておきましょう。
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